離職率が高まる原因の追求!

──1990年代、1000億円企業の会計事務社員は約50人いました。2022年の今、その人数は10分の1、たった5人で足りてしまいます。それはテクノロジーの進化によるところが大きいですが、人数が減った分、一人一人のスキルにはより高いレベルが要求されるようになりました。

どんな企業も、高いレベルのスキルを持った社員は喉から手が出るほど欲しいもの。だからこそ、その「たった5人」が貴重な資産となる。

たった5人しかいない会計事務担当者が、もしも1人辞めてしまったら? 

現代の1人は1990年代の10人分に相当します。10人もの社員が一度に辞めてしまう、そんな場面を想像をしてみてください。「会社への損害はいかほどか?」考えるだけでめまいがするのではないでしょうか?

2024年までに、有効求人倍率は1.6倍になる見込みです。この現状を踏まえて経営者のみなさんにお伝えしたいことは、多々ある「離職率が高い」原因の中でも「若手に特価した理由」についてです。ぜひご一読ください!

離職率が高まる原因の追求

  1. 最近の若手が重視するのは「存在意義」である
  2. 「俺の背中を見てやれ」は意味不明 
  3. 独立機運の高まりと若手が「会社を切る」時代

 1.  最近の若手が重視するのは「存在意義」である

最近の若手が企業を選ぶ際、最も重視する項目は何かをご存知ですか?

昭和の時代に重視されていた「給料」「ネームバリュー」「待遇」などとは大きく異なり、最近の若手が企業のホームページで真っ先に確認することは、「企業理念」「SDGsへの取り組み方」「社会に対する姿勢」などです。

それには重要な理由があります。まず、最近の若手は「自分の存在意義」というものを大切にします。自分の存在意義がまずあって、次に企業の理念がある。入社を希望する企業の理念が「自分の存在意義に合うかどうか?」彼らはこれを重視します。

それが合ってはじめて、彼らの中に「この会社で働きたい」という気持ちが芽生える。逆に「自分たちだけ儲かればいい」という雰囲気を醸し出す企業に対しては、「きっと自分に対してもぞんざいな態度なのだろう」という判断を素早く下し、スルーします。

日本の企業は企業理念に「きれいごと」が書かれているケースが多いように思います。理念には書かれているけど事実との連携がなかったり。そういう現状を彼らはサッと見抜いてしまう。

自分の存在意義と企業理念が合った。その企業に入社できた。入社後やりたいことも伝えた。企業側もOKしてくれた。「さあ働くぞ!」意気揚々入社した彼らを待ち受けるのは、「あれ?希望部署とちがう」「ただエクセルに数値入力するだけ?」など、面接時に言われた内容とは異なる現実。

こうして若手が辞めていくのです。

2.「俺の背中を見てやれ」は意味不明

「俺の方が経験があるから俺の言う通りにやれ」「俺の背中を見てやれ」40代以上でそう言われて仕事をしてきた方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。そのように言われて育ったから、ついつい自分も若手社員にそう言ってしまっていませんか?

実は、30代までの社員の多くは、そう言われて育ってきてはいません。先生に怒られない、親にも怒られない。しかもネットの世界で育った彼らには先輩後輩の概念もありません。完全なる実力主義。ゲームの中では10歳の子が18歳の子を操る、なんてこともざらにあるのです。

そんな世界で育った彼らに対して「俺の方が経験があるから」と言ったところで何の意味もなさない。ましてや「スマホの使い方がわからないからお前やってくれ」などと言ったところで、悲しいことに「できないのになぜ威張るんだ?」とバカにされるのがオチです。

こんな現実もあります。例えば、オラクルデータベース・セールスフォースなどのソフトウェア導入を決める際、古参社員は今まで手動でやっていたこと、システムがなかった時のことまでシステムでやろうとする傾向がありますが、若手社員はそれを不思議な目で見ています。「ソフトの概念を理解して導入してるの?」と。

いざ導入してみると、古参社員は使い方がわからない。代わりに若手社員が使い方を説明する。だけど理解してもらえない。こんな現状なのに「俺が先輩」と言われても若手はとうてい納得がいかない。こういう先輩たちに、自分は正しく評価されるのだろうか?若手はそんな不安に悩まされ、辞めていってしまうのです。

経営者のみなさん、「評価」を理由に辞められてしまった場合、実は背景にこのようなことがあるかもしれないのです。

3. 独立機運の高まりと、若手が「会社を切る」時代

ご存知の通り、終身雇用制度は過去の遺物となりました。そんな中、無意味に会社に残る人がどれくらいいるでしょうか? 我慢してまで会社に残る必要はあるのでしょうか? 

40代以上の社員でも、給料を下げられたら「ムカついて」他社へ行ってしまいます。もしくは個人事業主や起業など、独立する人も多いでしょう。若手ならなおさらです。しかもここで重要なのは、そうして辞めていく人たちは「力がある人」だということ。失礼を承知で言うなら、給料を下げられても残っている人たちは、他へいく力がない人たちなのかもしれません。

このことを踏まえれば、「うちの離職率はそんなに高くないから大丈夫だ」などと悠長なことは言っていられないということです。前述の通り、今の時代に人を雇うには莫大な費用がかかります。それは会社の今後を大きく左右するレベルだということを、ぜひ知っていただきたいのです。

残ってほしい人が残らず、残ってほしくない人が残る。そんな事実がもし御社に存在しているとしたら……。しかも残った人が40代以上の場合、若手の邪魔をしている可能性も否定できないのです。残ってほしくない人の影響で、残ってほしい人がさらに辞めていくという悪循環が生まれるケースは決して少なくありません。

最近の若手には大きな特徴があります。それは、「極端に対立を嫌う」ということ。その理由は、そもそも対立に慣れていないから。怒られ慣れていない彼らはSNSの世界で生きています。そこでは対立は起きません。なぜなら「無視(スルー)」「イヤなら切る」という常識があるから。

昭和の時代にはありえなかったことですが、令和の時代には「会社が若手に切られる」という現実があります。会社が社員を首にするのではなく、社員が会社を「切る」という時代なのです。

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

離職の理由はこの他にもたくさんありますが、最近の若手に多く見られる傾向にフォーカスしてお届けした今回の記事、いかがでしたでしょうか?

当社Mpowered Sales株式会社は、

「人がみずから動きたくなる組織作りに特化したコンサル会社」です。

それだけをやってきました。

記事を読んで、

「もしかしたら我が社にも関係しているかもしれない」

そう思った経営者のみなさん!

離職の原因はもちろん会社ごとに異なります。

その原因を調べる簡単な診断ツールがありますので、

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